1.マイクロコンピュータの概要

 

 マイクロコンピュータ(以下マイコンと略記)は,集積回路技術により生まれた小さなコンピュータである.

 このマイコンを有効に活用するためには,マイコンのもつ本質的な特性を知っておくことが必要である.ここでは,マイコンがどんな構成でどのような機能をもつか,その基本概念について述べる.

 

1.1 マイクロコンピュータを使った計測と制御の構成

 

1.1.1 ボードコンピュータを使う

 

1.1.2 パソコンを使う

 

1.2 マイクロコンピュータの基本構成

 

 マイコンは,パーソナルコンピュータから,最小システムに近いワンボードマイコンに至るまで,基本的には,図1.1に示すように,マイクロプロセッサを中心に,ROMやRAMのメモリおよびインタフェースなどの LSI(large scale integrated circuit:大規模集積回路)で構成されている.それぞれのLSIは,データバス,アドレスバスおよびコントロールバスと呼ばれる線郡で結ばれている。

 

図1.1 マイクロコンピュータの基本構成

 

○通常の電子回路との違い

 (1)AMラジオの回路

 

 (2)最小規模のマイクロコンピュータ

 

○マイクロコンピュータの構成上の特徴

 (1)デジタル回路

 (2)バス構成

 (3)ソフトウェアが必要