1.3 インターネットと電子メイル

1.3.1 ネットワーク

 複数のコンピュータ間で情報のやりとり(伝達)が行えるように回線で接続したものを(コンピュータ)ネットワークといいます。ネットワークを利用すると、コンピュータ間の情報のやりとりだけでなくコンピュータに接続されたさまざまな装置が手元のコンピュータから利用できるようになります。これを資源の共有と呼びます。

 

1.3.2 インターネット

 インターネットとは、複数のコンピュータネットワーク同士を接続した全世界規模のネットワークの集合体です。インターネットは1969年にアメリカ国防総省が、大学や研究機関をデジタル回線で接続し、運用を開始した研究用のARPAネットワークを中心に発展してきました。

 

1.3.3 WWW(World-Wide Web)

 WWWとは世界中のインターネットに接続されたホスト上の情報をハイパーテキストでつなぎ合わせたものです。WWWではデータ(コンテンツ)がどこのホスト(マシン)にあるのかを意識せずに、項目を追いかけて行くだけで全世界のホストに分散している データを呼び出すことができます。

 

1.3.5 E-mail(電子メール)

1.3.6 メールサーバ

 外部からのE-mailは各組織に準備されているメールサーバといわれるコンピュータまで(プッシュで)配送されます。利用者は自分宛のメールが着ているかをメールサーバに問い合わせ、もしメールが着ていればメールサーバから手元のコンピュータに転送して内容を表示します。メールはメールサーバに保存されているため、演習室内のどのコンピュータからでも確認ができます。メールサーバには全世界で一意の名前がついています。学生諸君はこのメールサーバの中に自分のメールボックスを持つことになります。

 メールサーバ名は ccws12.stdmail.nara-k.ac.jp です。例えば e5678 というユーザのメールアドレスはマシン名 ccws12 を取って、代わりに e5678  @ を付けて 

e5678@stdmail.nara-k.ac.jp となります。

1.3.9 Windows Messaging(電子メールソフト)の使い方

○メールを読む

  1. 読みたいメールをダブルクリックします。

 

 

○メールを送る

  1. [メッセージの作成]ボタンをクリックします。

  2. メッセージを書きます。

  3. [送信]ボタンをクリックします。

 

 

1.3.10 プロバイダ

 現在のところ、個人が独自でインターネットに接続することは通常行われません。個人がインターネットを利用するには次の2通りの方法のいずれかを取る必要があります。1つ目は、インターネットに接続されている組織(会社や大学)の一員となりインターネットを利用する方法です。もう1つは、個人とインターネットへの接続サービスを行う企業であるプロバイダを利用する方法です。インターネットに接続している組織の一員であっても、個人的にプロバイダを利用している人もいます。