サウンドエディタの製作

土井研究室 ジェド

 


1.                 研究目的

 Direct X を用いてWindows上で動作するサウンドエディタを製作する。サウンドエディタは音声データを周波数データに変換し、周波数データを編集したものを音声データに変換するツールである。音声データの取り扱い方、およびスペクトル推定方法に対する理解を深めるとともに、Direct XCOM技術を習得する。

 

2.                 研究方法

 Direct Xを用いて音声データの変換、周波数データの加工、および音声再生などの機能を持ったプログラムを作成する。Direct X は画面モード変更やビデオメモリへの直接アクセスなどといったハードレベルに近い画面のメモリ処理ができる。音声を録音することに関してはWindowsに付属している「サウンドレコーダ」を利用することになる。サウンドエディタを用いた音声変換作業の全体の流れを以下の図に示している。

 

テキスト ボックス: サウンドエディタで取り扱っている部分
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


音声データの加工方法

@   サウンドレコーダを利用して音声を録音する。適当なファイル名をつけ、WAVE形式で保存する。

A    サウンドエディタを起動し、編集するWAVEファイルを読み込み、周波数データを表示する。

B    周波数データを部分的に追加したり、消去したりしながら、音声を確認する。

C    加工を終わらせた後、「音声データの合成」のアイコンをクリックし、新たな音声データのファイル名をつけて保存する。

※録音の属性は「PCMモノラル・8ビット・22.05kHz」と設定する。

※ステレオの音声データの場合は、左か右の音声データを選択する必要がある。

 

3.                 研究経過

 現在Direct Xを用いてフルスクリーンモードでプログラムを実行することができ、音声データの読み込み、および音声データを周波数データに変換するプログラムを完成させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


4.                 今後の研究予定

 逆フーリエ変換について理解を深め、プログラムを完成させ、より使いやすく、綺麗なインタフェースを作成する。そして最後に一つの完成されたアプリケーションソフトとして機能するシステムを構築する。