多次元センシングとドライブ(シーズ集原稿2006年)
土井研究室は様々な現象を今までにない視点でとらえる広範囲な計測系の研究室です。
近年は多次元のセンシングとドライブを重点的なテーマとしています。また環境を意識
したテーマにも注目しています。現在以下のようなテーマを中心に研究を進めています。
 ・振動型サーフェスモータ      ・振動型位置情報センサ
 ・立体情報入力装置            ・広範囲型入場者計数装置
 ・風景画像の評価
テーマの内容を一部紹介します。
○振動型サーフェスモータ
 サーフェスモータとは平面を縦横無尽に動作出来るリニアモータの一種であり、直接、
平面駆動が得られます。現在製作中のものは、圧電素子を平面に展開した構造でムーバ
側の構築を試みています。
○振動型位置情報センサ
 振動型二次元位置センサ評価システムとしてアクリル板の裏四隅にそれぞれ圧電素子
を取り付けたシステムを構築しました。その板上の任意点に衝撃を与えると、振動波を
受けた圧電素子から電圧が発生し、それぞれの圧電素子より観測される電圧波形を比較
し、その時間差から衝撃を与えた点、『衝撃点』の特定が可能になります。
○ブロック玩具型立体入力装置
 これまでの当研究室の研究から、空間情報の入力に関してバーチャルな方法では限界
があることが分かってきました。そこでより直接的な入力方法を検討しています。たと
えば粘土細工をすればそれがそのまま立体情報として取り出せるような装置です。現在
ブロック玩具で組み立てられた形状がそのまま入力されるシステムを構築中です。

技術相談等についての対応可能事項
    ・マイコンを使用した計測等
   ・信号処理方法について

著書,関係論文,学会発表,ホームページ
  ・パソコン用手作り外部インターフェース ISBN4-7898-3732-7 (2005.12)
  ・http://wwwdoi.elec.nara-k.ac.jp/

Keywords Keywords
    計測, 多次元, 環境, マイコン