環境問題はこれからの重要な課題である。環境問題を考える上で1つの指針として、より身近なところで再生を行うという考え方がある。この例が家庭用の生ゴミ処理器である。本研究はこの生ゴミ処理器ような使い勝手で古紙再生を考える。古紙再生は、例えばカルチャースクール等で牛乳パックを使った紙漉講座等が行われているように、意外に簡単に実現できる。また、古紙の品質は原料の選別にあるが、これも身近で行えば、より小さな手間である程度選別された原材料(古紙)が得られる。これに、メカトロニクスの技術を応用すれば卓上再生紙リサイクル装置の実現は比較的容易であると考えられる。本年度はその初めの段階として基礎的な調査、装置の基本構造等を検討する。